ショパン/幻想即興曲 Op.66
Fryderyk Franciszek Chopin/Fantasie Impromptu Op.66


(著作権消滅)


僕の母親は、ショパンのピアノ曲がとても好きでした。
その中でも、母が美容師の弟子入りをしていた頃、ふとしたことで知ったこの幻想即興曲が1番好きでした。
母が生まれた頃は終戦間際で、祖母のもとを離れ満州に預けられていました。
その後すぐに祖母の手によって日本に連れ戻されましたが、祖母とともに暮らすことはできず、幼き日々は養女として育ちました。
音楽がとても好きでピアノをやりたかったようですが、養女の母は習い事などさせてもらえませんでした。
自分は出来なかったけど、自分の子供達にはピアノを習わせ、ピアノのある家庭を築きたい!母はそう願っていたようですが、
姉も僕も、ピアノとは無縁の少年期でした。
姉はまだよかったのですが、僕なんかは学校では問題児。
学校には呼び出されるし、警察には同行するし、家庭裁判所に一緒に来てくれたのも母でした。
ピアノを始めた僕を一番喜んだのは母だったと思います。
ずっとずっと苦労と失意の日々だった母に、絶対に弾いてあげたいと思っていました。
2004年にそれは実現しました。
父親が退職金をはたいて買ってくれた実家のピアノで、その横に母を座らせ演奏しました。
母は頬を濡らし、目を閉じてじっと聴いていました・・・。


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